先週末の金曜日に,研究室の「クリスマスディナー」と云うイヴェントがありました。日本の「忘年会」に対応する年末的イヴェント,とでも云えば良いでしょうか。ただまぁ,日本での多くの場合のソレのように,居酒屋で延々と飲み会,と云うようなスタイルではなくて,割とマトモなレストランにみんなで揃ってでかけて「お食事会」と云う趣向です。日本の冬休みよりちょっと早くクリスマス休暇に突入するので,それより前,従って,日本の一般的な忘年会よりおおむね一週間くらい前倒しでいろいろ計画されることになるようですね。前の前の週くらいから,みんなで何処のレストランへ行きたいかひとしきり議論の末,今年はインド料理店に行くことに決まったようです。
リーズの隣町,ブラッドフォードにあるこの地域では結構有名であるらしいインド料理店へ行きました。なかなか巨大な,内装もモダンでしゃれた感じの店で,かなり流行っているそうです。当日も非常に混雑していました。(左)テーブルセッティングもクリスマス仕様です。(右)なんだかクソでかいナンが・・・びっくりだ。それをなにやらこれまた謎の不思議な金具にひかっけて出す。のは,この店特有の趣向だと思われる。イギリス中のインド料理屋がこのような不思議なシカケでナンを出すワケではありませんので念の為。
(左)林立するナンを・・・。(右)みんなで寄ってたかって,ちぎっては喰い。ちぎっては喰い。して行くワケでございます。
誰かが頼んだデザートになんだか花火が・・・派手なプレゼンテーションに一同騒然。筆者にはイマイチわけが解らない。と。
ところで。イギリスではしばしば,看板に「BALTI」と書いてある店を目にしますが,それは必ず,インド料理屋の看板です。または,PUBなんかの食事メニューにもこの単語がしばしば登場し,おおむね,カレーに属する料理の名前だと云うコトは前後関係,と云うか数回の経験から判断する限りに於いては明確になっております。ただ,この「BALTI」と云う単語をこれまで,筆者は寡聞にして知らず,非常に不思議に思っておりました。インド料理は元々好きなジャンルの一つで,日本でもあちこちのインド料理屋を喰い歩いておりますが,このような名前の料理はついぞ聞いたコトがなかったのです。こちらのインド出身の先生に聞いてみても,「BALTIはインドの(オリジナルな)料理の名前ではない」とキッパリ。そうだったのか・・・じゃぁ,なんなんだろう?と思って,これまた例に依って,とりあえずはWikipediaに聞いてみる。
ナントなんとナント。そうだったのか・・・。「BALTI」と云うのは英製英語(・・・って云う言い方,はっきり云ってヘンだな・・・何て書けば良かったのだろう?)であるようである。上記したように,概ね,カレーに属する料理を意味しているのである。その上で。「BALTI鍋」って云うのがありましてね。日本では,旅館の食事で銘々に湯豆腐が出てくる時のような,小さな金属製の底の平たい鍋で,時に両側に取っ手なんなんかが付いてたりするモノなんですが。これにカレーに属する料理が盛られて出て来る時(と云うより,ソレこそがカレー専用の容器であるようなのだが)これを「BALTI」と呼ぶようです。そう云えば,Marks&Spencer(ちょっと高級志向の,イギリスでは非常にポピュラーなスーパーマーケット)の食品売り場で,「BALTI鍋付きBALTI」と云うようなデキアイのカレーを売っているのを見たコトがありましたっけ。
とにもかくにも。「BALTI」と云うのは英国専用のカレー料理を意味する単語なので,注意が必要です。尚,インド料理屋には「BALTI」と云う名前の料理以外にも多様なカレー料理が用意されている。のでありまして,その意味では,では「どう云うカレーのコトを」「BALTI」と呼ぶのか,その定義がこれまたイマイチ良く解らなくなってしまうのである・・・。まだもう少し,調査が必要なようです。
例えば,下写真は(メニューの名前は失念しましたが)「BALTI」ではなかったんだけれど,BALTI鍋風の銘々鍋に入って出てきていたのである。左上にチラっと見えている唐辛子の,その品種名は良く解らないのですが。恐る恐る,先っぽをちょっと囓ってみたら,それ程は辛くなかったので,そのまま勢い付いて(それでも当然,ほんのちょっとずつですが)食べ進めて行ったらば・・・。なんだか根っこの近辺に種がいっぱい入っていて,むっちゃくちゃ辛い!ではありませんか。ちょっとたいへんだったのでございます。
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