今回のフランス遠征で食べたモノ(の一部)の写真を以下,個人的記録としてダラダラとアップしておくモノである。

イキナリ「フランスにキター」と云う感じで。Albiで初日に連れて行っていただいたビストロはなかなか憎い演出であった。3コース(前菜・メイン・デザートと3つ運ばれて来るコース料理)のメニューで,コースのそれぞれの料理に店が選んだ「ソレに合うワイン」を合わせる,と云うのである。迷わず「赤ワインコース」を選択。他に「白ワイン3種」ってのと,ロゼもあったんだっけ?でも白・赤混合のコースはなかったような気がするな。なんでだろう。
しかも。ワイングラスの下に紙のコースタみたいなのが挟まっているけど,最初は裏向きで,後でめくると「正解(銘柄)」が書いてある,っての。そんなの筆者のようなド素人にはハナから無理。って云うか銘柄見てもそもそも知らないし。
そのワイン3点コースの前菜がなんと「フォワグラの巻寿司」とか。ふーん。まぁちょっとケレンに過ぎるか・・・。ちゃんとガリまでちょろっと付いて。悪くはないけど・・・別にそうまでしなくてもね。普通にフォアグラのパテでバゲットとかで十分だったんですけど・・・。

デザートはフォンダンショコラ。

こちらは「cassoulet:カスレ」と云う,ラングドック地方の名物料理だそうです。白いんげん豆と,鴨の足(鴨のコンフィ)・ソーセージ・豚ばら肉,などが煮込まれている,いかにも田舎料理と云った感じの素朴な料理。だけど(故に,と云うべきか)美味。ちょっとこってりし過ぎてるけれど,ついつい最後まで食べてしまう。豆と,様々な肉を煮込んだ料理として,スペインの「コシード」をちょっと思い出してしまいました。あちらの豆はひよこ豆で,こちらカスレがコテコテの煮物なのに対して,コシードの場合は寧ろスープを飲む料理,と云う根本的な違いがあるのですが,なんとなく,豆と「数種類の異なる肉」を煮込む,と云う点で共通点を感じたダケなのカモ知れない。南のピレネーを越えればそこはもうスペインですから,地域的・文化的な混交があってもおかしくないのではないかとも思ったのだけれど,実際の処は不明。カスレとコシードにナニか共通の根を見ようとするここでの説は,筆者の単なる勘違いである可能性もありますが(要詳細調査)。

デザート。名前失念。でも結構ポピュラーにメニューに載っている気がする。甘くした卵白メレンゲをゼラチンでちょっと固めたようなモノ。に,カスタードクリームをかけていただく。そう云えば何年か前に,やはりフランスの大学を訪問した折に何処かでの食事でこれに類するデザートが出て,連れて行って下さった先生曰わく「僕らフランス人は,こうして『空気を食べる』のが好きなんだ」と。イマイチ格好良いんだかそうでもないんだか良く解らないセリフを吐いていらしたのを思い出した。
前菜に出たサラダ。と云っても甘く見てはイケナイ。各種肉部品(詳細不詳。ハムとかは良いとして,なんだか解らない「部品」系もあったような)がいっぱい乗っている「肉サラダ」である。美味。だけど前菜にしては意外と重い。

「鴨のコンフィ」。と云うのは,鴨のモモ肉を鴨の脂で漬け込んだ瓶詰め,みたいにして肉を長期保存するようにしたモノらしい。それで,注文するとそのモモ肉をその脂で焼いたのが出てくる。筆者は個人的にはduck料理は中華料理の各種バリエーションが一番である,と常々思っておりますのですが,でもこの「鴨のコンフィ」はなかなか良いね。結局,胸肉より腿肉が(脂っこいから)好き,ってな話しなんだろか・・・。

ビーフストロガノフ。ってフレンチ?コレは期待した程ではナシ。

チーズ盛り合わせ。デザートに甘いお菓子の代わりにチーズを選ぶコトもできる。ワゴンに載せて様々なのを持って来るので(選ぶとソレを切ってくれる)つい欲張って「全種類ちょっとずつ」とか口走ってしまう処が,なんと云うか非常にみっともないのである。が。欲深に抗えず。

また「鴨のコンフィ?」と思うなかれ,こちらはトリモモ。昼にいかにも街の(地元の)食堂です,と云う雰囲気の店で。付け合わせのポテトとベーコンを炒めたようなのも結構良かったです。トリモモはあくまで単なるトリモモである。たとえフランスで食べたとしてもね。いや,美味しかったけどサ。

上記トリモモ食堂でのデザート。スフレとフラン(プリンの一種)との間,くらいの感じのデザートであった。甘い茶碗蒸しと云う感じ。って,それじゃプリンか・・・。尚,フランスのフランとプリンの関係についてはそのうちまた別項でエントリをアップする予定。

牛肉の煮込み,の類ですナ。

こちらはシーフード。鱈。と思われる。それにムール貝がちょろちょろっと載ってる。

卵の前菜。って云うので(正しい料理名失念)なんだか結構ポピュラーな前菜であるらしかった。のですが,しかしコレは・・・単なるゆで卵に,マヨネーズ+パセリみじん切りをかけまわしたモノ。に見えるんですけど・・・。そして食べてみるとまさしくその通りのモノである。ちなみにこれは冷たい前菜。ゆで卵もつめたい。切ってみると(右)半熟トロトロでそのカゲンは流石に素晴らしい。トーストと一緒に食べると確かに美味。ってそれはトーストと半熟ゆで卵とマヨネーズなのですからそもそもからして相性は悪いワケがないのよね。なかなかに興味深い。フランスで食べるとコレもまたフレンチのコースの前菜と云うワケなのである。成程。

「だーめぶらんしぇ」と云うのはフランス語で「白い貴婦人」と云う意味。で,実態は標準的なチョコパフェのメニューの名前なので覚えておく必要アリ。単なるチョコパフェと云えども盛り付けには様々なバリエーションがありますナ。

「魚のパテ」と云うメニュー(前菜)だったんだけど・・・はんぺん?

「ナントカ」って云うソーセージ(名前失念)。どこかの郷土料理とか云う,結構重いソーセージ。

また出た。メレンゲ+カスタードクリームのデザート。ホントにポピュラーであるらしい。

「ガレット」。そば粉のパンケーキ。ブルターニュ地方の名物,とか。ですがまぁ,ブルターニュまで行かなくてもカフェなどでは食べられる模様。

「シュークルート」。こちらはアルザス地方の名物。おかちゃんさんの記事参照のコト。「chou」はキャベツの意。「croute」は一般には「外側の皮」ってな意味らしいんだけどこの文脈ではイマイチ意味不明だ。しかしてこの正体は酸っぱいキャベツ。つまり我々がドイツ料理として知る処の「ザワークラウト」である。それでソーセージ。なんとなくドイツ料理っぽい気配がするのは,そもそもアルザスが仏独国境の土地であるせいであろう。アルザスまで行かなくても,カフェレストランで時々見つかる。解り易い「がっつり系」メニューで,肉で重いわりにシュークルートが和らげてくれるので,メニュー選びに困った時にはコレを選ぶのは悪くないのである。

タマには魚も。パリのギャルフィーラファイエットって云う大デパートの上に,セルフサービスのカフェと云うかフードコートがある。つまりフランス語のメニューが「解読」できなくても自分でトレイを持って皿を選んで取るダケなので,ランチなどには楽なんですナ。

ベルギーで食べた牡蠣。ベルギーって国は実は飲食関係では素晴らしい処ですヨ。フランス料理,またはそののやや亜流(一系のバリエーション,と云う意味であって別に貶しているワケではない),に属する料理だがクオリティ高く,そして(たぶん)フランスで食べるよりはずっと安く食べられる。尤も,今回の出張先では訪問先のエライ先生が食通で,なんだかかなりに良さそうなレストランに次々と連れまわして下さって自分では全く支払いをさせていただけない有様であったので,値段不詳。かなりヘビーに良いモノを鱈腹喰わされるいただく旅(の最終目的地)となったのであった。フランスから北上してベルギーで留まるのが良い。北上し過ぎてオランダに入ると,飲食については急激にあまり期待できなくなるのが不思議なくらいなコントラストなのである。以下,ベルギーで食べたモノ。

エビの天ぷら・わさびソース。とか云うメニューであったかと思われる。





上は「duck liver」。「フォアグラ」ではなくて「レバー」って処がミソで,つまり云ってしまえば肝硬変にはまだなっていない肝臓である。フォアグラのように単に脂(でも美味,なんだけど)と云う感じではなくて肝臓の組織がきっちりあります,と云う感じ。とでも云えば良いのかしらん。それでいて当然,脂も乗っている。非常に美味。

「Ris de veau」と云うのは子牛の胸腺である。これも内臓ですナ。内臓脂肪?が乗っていて美味なのである(用語の選択が正しくない気がするが)。だがしかし。上のduck liverが前菜でこちらがメイン,と云う組み合わせはどう考えてもダメである。少なからず重すぎるのである。珍しいモノが喰えるってんで見境無く注文してはダメの好例(そもそもみっともないではないか)。それぞれは非常に美味なのですがね。組み合わせが明らかにイカンでショ。コレではね。反省。
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