有機化学 

2024年4月8日更新) 



"Chemistry has 3Is; Interesting, Intellectual, and Important."
(Yoshito Takecuhi)


ひとこと:(ストックへ

  • わからなくてもおどろくな。誰でも他人が書いたまじめな話など、読みにくくてわかりにくいものなのだ。」(野崎昭弘「数学的センス」日本評論社)そんな時どうすればいいか?


    授業資料(ダウンロードして入手し、ノートPC(タブレット)で表示させるか印刷してください。スマートホンでは有効に使えません。

    有機化学Q&A:学習の友 

    演習課題( 第一部第二部 

    演習問題( 第一部/  第二部  理解を深め、本当の化学力をつけるために

    補助教材・役に立つホームページ:先輩が作った独習用教材をはじめ、学習に役立つ教材、資料が満載!

    有機反応を考えるための指針:「第二部」の重要な課題である反応生成物を考えるときに必携の指針(pdf版

    参考資料:講義の参考にした資料、ためになる書籍


    お知らせ

    • 授業資料は上の授業資料から入手可能です。印刷するかPCで表示させるなどして活用して下さい。  
    • 授業資料や予習課題、演習課題は、たとえばこのファイルに整理するのがおすすめです。
    • (分子模型)
    • 分子模型の教材を入手することをおすすめします。演習で役に立ちます。
       丸善「HGS 分子構造模型・有機学生用セット」3,300円 インターネット上で購入できます。
    • (Windows用アプリ)
    • 化学構造式作図ソフトBIOVIA Drawおよび分子モデリング支援ソフトWinmostar for Windowsは、自分のPCに入れて活用することができます。
      • BIOVIA Draw (Accelrys Draw) は、構造式を使って資料を作成する際に有効に使えます。BIOVIA社のサイトから無料で入手できます
      • 分子模型作成ソフトWinmostar(アカデミックフリー)は下記のサイトで入手できます。BIOVIA Drawと共に自分のPCに入れて使うと良いでしょう。
        http://winmostar.com/ 

    • 理解を深めるための練習問題などです。

      • 有機反応の基礎を理解するための問題集「有機反応論演習問題(山本直樹氏)はこちら。
      • 「有機化合物の命名法」練習問題。(解答例):命名法プリントを活用して練習して下さい。
      • 「有機化学II」演習問題(演習課題を含む。過去の試験問題の抜粋)。


    過去の質問と回答有機化学(第一部) 有機化学(第二部)

     これまでに多数の皆さんが、理解を深めるのに有効な質問をたくさんぶつけてくれています。それらに対する回答が、上の各ページに掲載してあります。
     質問したいことがあるときはまずここや回答のページを見て、先輩や同僚が同じ質問をしていないか確かめて下さい。
     授業関係者以外からの質問は、下記宛電子メールで受け付けます。
       masato.m.itonifty.com

    質問として「〜がわからない」と書いている場合があるが、これは質問ではないので答えようがない。しかし、「〜がわからないがどうすればいいか。」であれば質問である。「〜」が何であるかにかかわらず、これに対する回答は共通である(知りたい人は前の「回答」をクリックする)。


    「ひとこと」ストック

    • わからなくてもおどろくな。誰でも他人が書いたまじめな話など、読みにくくてわかりにくいものなのだ。」(野崎昭弘「数学的センス」日本評論社)そんな時どうすればいいか?
    • 「基礎」は「入門」とは異なる。「入門」は一般に易しいものだが、学問では「基礎」を追求するほど難しくなる場合が少なくない。
    • 学問とは、学生の主体的な努力で身につけるものをいう。先生が教卓でしゃべるものではない。」
       先生が確実に伝えられることは、学生が何を学ぶべきか、そしてどう学ぶのがいいかでしかない。
    • 「あなたがまだ解らないことを解っている人がいる。あなたの解っていることをまだ解らない人がいる。だから、人は互いに話し合う。」 
    • 間違うことを恐れ、正解を教わってばかりいては理解が進まない。説明
    • 「学生」は「学ぶ生命」と書く。学ぼうとしない人、考えようとしない人は学生ではない。「入学試験に合格したか」や、「学生証を持っているか」は、単に学生に「なれる」ことを保証しているにすぎない。
    • レポートで「わかりません」は禁句です(NG)。説明
    • 本当の実力とは、どこに行っても通用する実力である。」
      実習、演習、卒業研究に取り組み、あるいは社会に出れば、問題の答えを覚えるだけの、あるいは単位を取るためだけの努力で身につけた力がいかに空しいものかを、思い知らされるだろう。
    • 身につけたいと思ったら自分で努力(調べ、考える)せよ。
      教わっただけの答えは忘れるのも早い。知りたいと思って、自分から一生懸命時間をかけて調べ、考え、議論して、そして引き出した答えは一生忘れない。答えを教わるよりも時間がかかるが、その時間は決して無駄にはならない。
    • 「法則がなぜ成り立つのか?」という質問には誰もが回答に窮する。
       質量やエネルギーの保存則が概ね成り立つことを疑う人はいないだろうが、これに対して同じ問いかけをしても答えられないはずである。法則は、自然現象をうまく説明できる経験的なルールを明文化したものである。「そう考えると自然現象がうまく理解できる」としか答えようがなく、もちろん証明はできない。法則が「なぜ成り立つのか理解できない」のは、それを必要とする自然現象になじみがなく、そのために法則の存在意義が理解できないためである。「なぜ?」と悩むより、「?」を片隅に置きながらとりあえずその法則を受け入れ、それがあるおかげで自然現象がいかによく理解できるようになるかを学べばいい。
       「質量欠損」という質量保存則の小さなほころびとそれに関わる現象について悩んだ物理学者は数多くいたが、その中で一人の天才がE = mc2という新しい法則にたどりついた。法則とは幸運または天才により現れ、それまで多数を悩ませていた矛盾を解きほぐし、受け入れられてきたものである。
    • 授業は定期試験のための予備校ではない。
       問題演習の答え合わせは大学の授業では行わない(「演習」科目では例外もある)。小学校から大学入試までの勉強の経験を通して身につけた(はずの)ものの一つが、問題演習への取り組み方、特に「自分で答え合わせをする方法」であるはずだ。本当の勉強は「誤答」から始まる。
    • 学問は蓄積である。
      叡智は経験により磨かれる。卒業とともに、試験終了とともに、学んだ経験を置いて来たのでは、真の学問は身につかない。
    • 「本当に大切のものは目に見えないんだね」(サン・テクジュペリ「星の王子様」)
       本当に大切なものは、目で見ることも、言葉や図式で表すことも、行動で示すこともできない。まして、他人に教えることなどできない。見たり、聞いたり、感じたものの中にある「見えないもの」を主体的に追求して、はじめて自分のものにすることができる。