有機化学I・化学B
(2023年11月17日)「有機化学II」のページへ
"Chemistry has three Is; Interesting,
Important,
and Intellectual."
(Yoshito Takeuchi)
今週の一言:(ストックへ)
- 間違うことを恐れ、正解を教わってばかりいては理解が進まない。(説明)
- わからなくてもおどろくな。誰でも他人が書いたまじめな話など、読みにくくてわかりにくいものなのだ。」(野崎昭弘「数学的センス」日本評論社)そんな時どうすればいいか?
教室:B101
B101教室の席は先着順です。なるべく前のほうに着席して下さい。
授業資料(ダウンロードして入手し、印刷するかノートPC(タブレット)で表示させるして、適宜メモを取れるよう用意してください。スマートホンは画面が狭く非効率です。印刷して手元に置くほうが学習効果が格段に上がります。)
予習のページ
(予習により理解を深めよう)
有機化学Q&A
演習の説明・演習課題
演習問題(試験準備用など。過去問を含む。)
補助教材・役に立つホームページ:役に立つ教材、資料が満載!
参考資料:授業の参考にした資料、ためになる書籍 大学で化学を学ぶために(pdf, 200 KB)
お知らせ
- テキストの3〜5章の授業では「命名法」のプリントを参照しながら有機化学物の命名法を説明します。印刷・ダウンロードして、手元で見ながら授業を聴くと効果的です。New
分子模型も手元に置いて使えるようにしておくと便利です。
- テキストの3、4、7章からの「立体化学」の授業では分子模型を作りながら説明を行います。分子模型を手元に置いて一緒に作りながら学習することをおすすめします。
- (授業資料その他)
- 有機化学授業資料(教科書)は上の「授業資料」からダウンロードして入手して下さい。
- 授業資料や予習課題、演習課題は、たとえばこのファイルに整理するのがおすすめです。
- 参考書はシラバスおよび上の「参考資料」のページに掲載しています。図書館で現物を見て、自分に合ったものを選んで購入し、活用してください。
- 授業および演習課題の臨時の変更等の連絡にはポータルサイトを用います。
- (分子模型)
- 分子模型の教材を入手することをおすすめします。演習で役に立ちます。
丸善「HGS 分子構造模型・有機学生用セット」2,400円 インターネット上で購入できます。
- (Windows用アプリ)
- 下記のアプリはE307PC教室で利用できます。しかし、Windows PCにダウンロードし、普段から活用することをおすすめします。
- BIOVIA Draw (Accelrys Draw) は、構造式を使って資料を作成する際に有効に使えます。BIOVIA社のサイトから無料で入手できます。
- 分子模型作成ソフトWinmostar(アカデミックフリー)は下記のサイトで入手できます。BIOVIA
Drawと共に自分のPCに入れて使うと良いでしょう。
http://winmostar.com/
- (レポート)
- レポートの記名にご協力をお願いします。
- 写真などの画像を貼り付けたWordやpdfのファイルはサイズが大きくなりがちです。提出前にNXPowerLiteなどの手軽なファイル圧縮アプリ(アーカイバではないもの)を用いて圧縮することをお勧めします。(この授業に限らない)
- レポートの点検と解答公開:レポートの点検が終わったら、ポータルサイトからコメントを返す場合があります。
- 演習課題の解答は、締切後、有機化学のページから公開されます。手元にある回答と公開されている解答例を突き合わせて、不明の点は友人やTAなどと相談してしっかり身につけること。
予習フォーラム点検済:9/21, 28, 10/13, 20, 27, 11/3, 10
演習課題:回答点検済:9/18, 25, 10/2, 16, 23, 30, 11/6,
演習課題:解答例公開:9/18, 25, 10/2, 16, 23, 30, 11/6, 13
- 授業の前日にフォーラムに記載する内容には、予習してわからない項目などを書いて下さい。各項目の前に「・」(中黒)をつけ、項目ごとに改行して下さい(2021年の学生さんからのアイデア)。質問は「わからない項目」と区別できるように分けて書いて下さい(「予習のページ」を参照)。
- 自分が予習した内容や予習フォーラムに記した用語等の説明を書いた「ノート」は自分用に手元に置いて授業中に内容を確認し、復習に活用することをおすすめします。
- (練習問題・演習問題など)
- 理解度を確認するための練習問題を掲載しています。演習課題に加えて学習に活用してください。
- 「有機化合物の命名法」練習問題。
- 「基礎有機化学」演習問題(過去の試験問題の抜粋。この科目で求める到達レベルの目安)。
- 独習用テキスト「有機化学入門」(試用版、秋山秀俊、山本直樹作)を公開しています。化学Bの範囲である「有機化合物の結合と混成」、「沸点と溶解度」有機化学で重要な「電荷の偏りと非局在化」の理論的基礎である「共鳴と共鳴効果の基礎」「置換基の電子効果」「酸と塩基の強さ」のテーマを扱っています。予習・復習・独習に活用してください。
- チュートリアル
時間:毎週 月曜日午後5時〜6時30分(変更)
場所:F402教室(部屋は空いていれば4時30分から使えます)
担当TA:今西 宙(そら)氏(M1)
○過去のお知らせ
これまでに多数の皆さんの先輩達が、理解を深めるのに有効な質問をたくさんぶつけてくれています。それらに対する回答が、上の各ページに掲載してあります。
質問したいことがあるときはまずここや回答のページを見て、先輩や同僚が同じ質問をしていないか確かめて下さい。
質問は、レポートの他に下記宛電子メールでも受け付けます。
itomasasoka.ac.jp
○質問への回答は、演習課題のページ、チュートリアルの時間中または上記のリンクで対応しています。
○質問として「〜がわからない」と書いている場合があるが、これは質問ではないので答えようがない。しかし、「〜がわからないがどうすればいいか。」であれば質問である。「〜」が何であるかにかかわらず、これに対する回答は共通である(知りたい人は前の「回答」をクリックせよ)。
○演習課題は、MS Wordファイルまたはpdfファイルにして、毎週月曜日午後7時までにポータルサイトから提出する。
(1) 他のアプリで作成した図や画像はコピーしてMS Wordなどに貼り付ける。手描きの図はなどは電子化して貼り付ける。
(2) A4レポート用紙などに作成した場合は、機種依存性のない画像フォーマットで電子化して提出する。ページごとにMS Wordなどに貼り付けて(1)と同様に提出しても良い。
表紙はつけない。1ページ目の冒頭に日付・学籍番号・氏名を書く。
○演習課題は成績評価の一部です。
提出先:ポータルサイトの「レポート」欄(日付(回)を間違えないよう注意)
○回答は締切後に「解答例」から参照できます。自分の回答を自己点検して、間違えた箇所は考え方の問題点を修正し、不十分な点を補っておく。問題点がわからないときは、チュートリアルを活用するとよい。修正した回答は復習に活用すること。レポートを提出することよりもこちらのほうがはるかに重要です。
伊藤眞人
過去のお知らせ
警告 :TAより、「他人のレポートの丸写しとしか考えられないレポートが何組かあった」との報告がありました。わからない問題を共に考え、教わることは、回答を写すこととはまったく異なります。自分のレポートを他人に写させないようにして下さい。ほとんどすべての問題で同じ誤答を記すなど、丸写しでなければ起こりそうもない内容のレポートについては、写したと見なされる側も写させたと見なされる側も、共に減点の対象となります。
(連絡)携帯電話等による授業アンケートについて
授業中の授業アンケートは携帯電話の機能を用いて実施します。この授業では、最終回(14日)に行う予定です。携帯電話が使えない人はノートパソコン等を持参してください(授業後にWS室のPCで行うこともできます)。 アンケート回答用のサイトアドレスはポータルサイトから入手できます。授業中にできなかった場合は早急に回答して下さい。
「今週の一言」ストック
- 「わからなくてもおどろくな。誰でも他人が書いたまじめな話など、読みにくくてわかりにくいものなのだ。」(野崎昭弘「数学的センス」日本評論社)そんな時どうすればいいか?
- 「学生」は「学ぶ生命」と書く。学ぼうとしない人、考えようとしない人は学生ではない。「入学試験に合格したか」や、「学生証を持っているか」は、単に「学生になれる」ことを保証しているにすぎない。
- 「基礎」は「入門」とは異なる。「入門」は一般に易しいものだが、学問では「基礎」を追求するほど難しくなる場合が少なくない。
- 「学問とは、学生の主体的な努力で身につけるものをいう。先生が教卓でしゃべるものではない。」
先生が確実に伝えられることは、学生が何を学ぶべきか、そしてどう学ぶのがいいかでしかない。
- レポートで「わかりません」(無回答)は禁句です(NG)。(説明)
- 間違うことを恐れ、正解を教わってばかりいては理解が進まない。(説明)
- 「あなたがまだ解らないことを解っている人がいる。あなたの解っていることをまだ解らない人がいる。だから、人は互いに話し合う。」演習・チュートリアルの時間と場所はそのためのきっかけでもあります。
- 「本当の実力とは、どこに行っても通用する実力である。」
実習、演習、卒業研究に取り組み、あるいは社会に出れば、問題の答えを覚えるだけの、あるいは単位を取るためだけの努力で身につけた力がいかに空しいものかを、思い知らされるだろう。
- 教わって有り難がっているうちは大したことは学べない。
「身につけたいと思ったら自分で努力(調べ、考える)せよ。」
教わっただけの答えは忘れるのも早い。知りたいと思って、自分から一生懸命時間をかけて調べ、考え、議論して、そして引き出した答えは一生忘れない。答えを教わるよりも時間がかかるが、その時間は決して無駄にはならない。
- 「法則がなぜ成り立つのか?」という質問には誰もが回答に窮する。
質量やエネルギーの保存則が概ね成り立つことを疑う人はいないだろうが、これに対して「なぜ成り立つのか?」と問われると、ほとんどの人は答えられないはずである。法則は、自然現象をうまく説明できる経験的なルールを明文化したものである。「そう考えると自然現象がうまく理解できる」としか答えようがなく、もちろん証明はできない。法則が「なぜ成り立つのか理解できない」のは、それを必要とする自然現象になじみがなく、そのために法則の存在意義が理解できないためである。「なぜ?」と悩むより、「?」を片隅に置きながらとりあえずその法則を受け入れ、それがあるおかげで自然現象がいかによく理解できるようになるかを学べばいい。
「質量欠損」という質量保存則の小さなほころびとそれに関わる現象について悩んだ物理学者は数多くいたが、その中で一人の天才がE
= mc2という新しい法則にたどりついた。このように、法則とは幸運または天才により現れ、それまで多数を悩ませていた矛盾を解きほぐし、受け入れられてきたものである。
- 講義は定期試験のための予備校ではない。
問題演習の答え合わせを講義に求めてはならない。大学進学準備までの勉強の経験を通して身につけた(はずの)ものの一つが、問題演習への取り組み方、特に「自分で答え合わせをする方法」であるはずだ。この取り組みを通じてもっとも多くのことを学べるということも経験したはずである。
- 学問は蓄積である。
叡智は経験により磨かれる。卒業とともに、試験終了とともに、学んだ経験を置いて来たのでは、真の学問は身につかない。
- 「本当に大切なものは目に見えないんだね」(サン・テクジュペリ「星の王子様」)
本当に大切なものは、目で見ることも、言葉や図式で表すことも、行動で示すこともできない。まして、他人に教えることなどできない。見たり、聞いたり、感じたものの中にある「見えないもの」を主体的に追求して、はじめて自分のものにすることができる。